こまごまとした法律多すぎじゃないの?

厳格な法治主義を推し進めた吉宗。法律をいろいろつくっていたみたいです。

宗春は吉宗の名こそだしていませんが、けっこう正面きって批判しています。

年々法律が増えていくにしたがって、それに背く人も多くなる。

だから、ますます法律を作らざるを得なくなる。

そんなことでは、人々の心はいじけてしまって、忠義心もうすくなってしまう。

社会が萎縮していくことを宗春は心配したのでしょうか。

質素倹約は大切。でもそれじゃ人間やってられない

質素倹約ばかりを推し進めていては慈悲の心がなくなっていってしまう。

それに、農産物でも、日用品でもそれに応じた値段というものがあるではないか。

それをむやみに安くしろというのは無理がある。

安さばかりを求めていたら、本来は2〜3年は使えるものも、年に何回も修理しなくてはならない粗悪品になってしまう。

省略かへって無益費(むやくのついえ)と成事あり

宗春と吉宗

温知政要」を読んでいたら、吉宗はかなり激怒していたんじゃないでしょうか。

吉宗の政策に対する批判と考えられる部分も多いですからね。

宗春は、このまま吉宗の政策をすすめて、誰も批判しないままだと社会全体が萎縮して人々が暮らしにくい世の中になっていくのを懸念していたと思います。

江戸幕府中興の祖、徳川歴代の将軍のなかでも名君といわれる吉宗

厳格で実務能力に優れていたそうです。

鷹揚で、人々が闊達に暮らせる世の中を目指した宗春

どちらも優秀だったと思うんですけど。

ちなみに、宗春が死んだ時、お墓を建てるのを吉宗は禁じました。

吉宗が死んでから、宗春のお墓は建てられたそうです。